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5.4. メールサーバー
5.4.1. cyrusimap
安定した現在最新の
cyrus-imapd
のリリースは 2.3.16 になります。 複製メールボックス、 統合された murder configuration、 遅延 expunge、 独立したメタデータのパーティション、 Sieve 拡張などさまざまなサポートが含まれます。 SASLv2 を必要とします。 固有の変更点については
http://cyrusimap.web.cmu.edu/imapd/changes.html
を参照してください。 SQL 検出を使用している場合はいくつかの変更が必要となる場合があります (
http://cyrusimap.web.cmu.edu/imapd/install-upgrade.html
)。
5.4.2. dovecot
dovecot
は 1.2.11 にアップグレードされています。 初期のバージョンでは非常に大きなヘッダーが送信されサービス妨害 (DoS) を招く恐れがありました。 今回の更新によりこの問題が修正され、 またセキュリティに関する改善がいくつか行われています。 詳細は
http://dovecot.org/doc/NEWS
でご覧ください (Fedora 12 にはバージョン 1.2.6 が含まれていました)。
5.4.3. fetchmail
Fedora 13 には
fetchmail
のバージョン 6.3.14 が含まれます。 この更新によりセキュリティ関連のバグがいくつか修正され、 特定のサーバーに対する IMAP2 サポートが修復されています。 変更点に関する詳細は
http://developer.berlios.de/project/shownotes.php?group_id=1824&release_id=17213
をご覧ください。
5.4.4. sendmail
sendmail
は 8.14.4 に更新されています。 セキュリティ関連の改善点を含むいくつかのバグ修正があります。
5.4.5. Zarafa オープンソース版
Zarafa オープンソース版
は Fedora には新機能となるグループウェアスィートです。 既存の Linux メールサーバーとの統合を実現し、
Ajax
を使って
Microsoft Outlook
のユーザーに直感的に理解できるユーザーインターフェイスを作成します。 Zarafa オープンソース版には IMAP4 と POP3 の他、 iCal/CalDAV ゲートウェイも含まれます。 高度なユーザビリティを Linux サーバーの安定性と柔軟性に融合しています。
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5.3. Web サーバーとコンテンツサーバー
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5.5. データベースのサーバー