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Fedora 13

リリースノート

F13 用リリースノート

Fedora Documentation Project

編者:

Docs Team Fedora [FAMILY Given]

法律上の通知

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Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries.
Java® is a registered trademark of Oracle and/or its affiliates.
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All other trademarks are the property of their respective owners.
概要
本ドキュメントは Fedora 13 用リリースノートの詳細を記載しています。

1. Fedora 13 へようこそ
1.1. Fedora 13 概要
1.2. ハードウェア要件
1.3. Fedora へようこそ
1.4. 一般的なバグ
1.5. フィードバック
2. インストールノート
2.1. boot.fedoraproject.org
2.2. インストール時にストレージを選択する
2.3. 複数のデバイスでインストールを行う
2.4. システムセキュリティサービスデーモン
3. アーキテクチャーに固有となる注意点
3.1. Fedora で PPC 固有の点
4. Fedora の変更点 - デスクトップユーザー向け
4.1. Fedora デスクトップ
4.2. ネットワークキング
4.3. 印刷
4.4. 国際化
4.5. マルチメディア
4.6. Fedora ライブイメージ
5. Fedora の変更点 - システム管理者向け
5.1. セキュリティー
5.2. 仮想化
5.3. Web サーバーとコンテンツサーバー
5.4. メールサーバー
5.5. データベースのサーバー
5.6. Samba (Windows との互換性)
5.7. システムデーモン
5.8. サーバーツール
5.9. ファイルシステム
5.10. X Window System (グラフィックス)
6. Fedora の変更点 - 開発者向け
6.1. 開発
6.2. ツール
6.3. GCC コンパイラコレクション
6.4. Java
6.5. Haskell
6.6. Eclipse
6.7. Linux カーネル
7. Fedora の変更点 - 特定の方向け
7.1. 科学と数学の最新情報
7.2. サーキットデザイン
7.3. 組込み開発
7.4. アマチュアラジオの操作に関する最新事項
A. 法律情報
A.1. ライセンス
A.2. 商標
A.3. 外部の参照事項
A.4. エキスポート
A.5. 法律情報
A.6. その他の情報
B. 改訂履歴
索引

1. Fedora 13 へようこそ

1.1. Fedora 13 概要

今まで通りに Fedora は開発を継続し (http://www.fedoraproject.org/wiki/Red_Hat_contributions)、 最新のフリーでオープンなソースソフトウェアを統合していきます (http://www.fedoraproject.org/wiki/Features)。 以下のセクションでは、 Fedora 最新リリースの主要な変更点について概要を説明します。 Fedora 13 に含まれる他の機能についての詳細は機能の目標と進捗状況を記しているそれぞれ個別の wiki ページを参照してください。
リリースサイクルを通した主要な機能を支える開発者達とのインタビュー、 そしてその裏話なども記載されています。
以下は Fedora 13 の主要な機能になります。
本リリースには他にも次のような機能が含まれています。
  • インターネット経由による Fedora の新しいインストール方法、 「インストールノート」 を参照してください。
  • ユーザー用の SSSD 認証、 「インストールノート」 を参照してください。
  • NFS に対する更新、 「ファイルシステム」 を参照してください。
  • 新しいオープンソースのグループウェアスィートとなる Zarafa Open Source edition「メールサーバー」 を参照してください。
  • Btrfs ファイルシステム用のシステムロールバック、 「ファイルシステム」 を参照してください。
  • 改善された SystemTap プローブ、 「ツール」 を参照してください。
  • 既存の Python スタックと並列してインストール可能な Python 3 スタック、 「ツール」 を参照してください。
  • Netbeans 6.8 での Java EE 6 仕様全体のサポート、 「Java」 を参照してください。
機能一覧ページで追跡される Fedora 13 の機能です。
これらの機能をコンテキストに入れるかのディスカッションは次でご覧ください。

1.2. ハードウェア要件

最小要件が必ずしも十分とは限りません。

以下に記載される最小メモリはあらゆる状況に対応するわけではありません。 特に仮想マシンでのインストールには「推奨」値に近いメモリが必要となる場合があります。

1.2.1. x86 アーキテクチャ用のプロセッサおよびメモリに関する要件

以下の CPU 仕様は Intel プロセッサに関する記載となります。 また、 AMD、 Cyrix、 VIA などの他のプロセッサで以下の Intel プロセッサと同等となり互換性を持つプロセッサも Fedora で使用することができます。 Fedora 13 は Intel Pentium Pro またはそれ以上のプロセッサを必要とし、 i686 およびそれ以降のプロセッサに最適化されます。
  • テキストモードの場合の推奨: 200 MHz Pentium Pro またはそれ以上。
  • グラフィカルモードの場合の推奨: 400 MHz Pentium Proまたはそれ以上。
  • テキストモードの場合の最小 RAM: 256 MiB。
  • グラフィカルモードの場合の最小 RAM: 384 MiB。
  • グラフィカルモードの場合の推奨 RAM: 512 MiB。

1.2.2. x86_64 アーキテクチャ用のプロセッサおよびメモリに関する要件

  • テキストモードの場合の最小 RAM: 256 MiB。
  • グラフィカルモードの場合の最小 RAM: 384 MiB。
  • グラフィカルモードの場合の推奨 RAM: 512 MiB。

1.2.3. 全アーキテクチャに対応するハードディスク容量の要件

全パッケージをインストールすると 9 GB 以上のディスク領域を占めることになります。 最終的な大きさはインストール時に選択するパッケージおよびインストールしているスピンによって大きく異なります。 インストール環境を保持するためインストール中に追加のディスク領域が必要となります。 この追加のディスク領域は、 /Fedora/base/stage2.img (インストールディスク 1 上) のサイズとインストールされるシステム上にある /var/lib/rpm 内のファイル郡のサイズを合わせたものになります。
具体的には、 最小インストールなら 90 MiB、 大きめのインストールなら更に最大で 175 MiB 位が追加のディスク領域として必要となります。
また、 ユーザーのデータ用にも追加領域が必要です。 システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き領域を確保してください。

1.3. Fedora へようこそ

Fedora は Linux ベースのオペレーティングシステムであり、フリーでオープンソースの ソフトウェアを提供します。Fedora は常に誰にでも自由に使用でき、修正と配布が できます。この OS はコミュニティ「Fedora Project」として共同して作業する世界中の 人々によって構築されているものです。Fedora Project はオープンであるため、誰でも 参加を歓迎されます。Fedora Project はユーザーに為に前面に出て、フリーな オープンソースの発展とその内容をリードしていきます。

注記

特にアップグレードをする場合などは Fedora の最新リリースノートを http://docs.fedoraproject.org/release-notes/ でご確認ください。 ひとつ前のバージョンより古い Fedora リリースからの移行を行う場合は、 その旧リリースに関する情報を該当のリリースノートで確認してください。
バグレポートや機能強化のリクエストなどを提出していただくことにより、 Fedora Project コミュニティの継続的な Fedpra 改善活動を支援することができます。 バグや機能についての詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Bugs_and_feature_requests を参照してください。 ご参加ありがとうございます。
Fedora に関する全般情報は、以下の web ページを参照してください。

1.4. 一般的なバグ

複雑なソフトウェアはほとんどバグがあります。 使用しているソフトウェアの修正や改善に役立つバグを報告できるということがフリーでありオープンソースなソフトウェアのひとつの特徴です。
一般的なバグの一覧が Fedora プロジェクトによって各リリース毎に維持管理されています。 ソフトウェア内のバグかも知れない問題がある場合はまずここを参照するとよいでしょう。

1.5. フィードバック

Fedora コミュニティーにコメント、 提案、 バグ報告などをしてい頂くため時間をお割き頂きありがとうございます。 こうしたコメントや提案、 バグ報告は世界的な規模で Fedora、 Linux、 そしてフリーソフトウェアの位置付けの改善につながります。 本リリースの既知の問題およびよく報告されるバグの一覧は http://fedoraproject.org/wiki/Common_F13_bugs で入手可能です。

1.5.1. フィードバック

本ガイドに誤植を見つけられた場合や本ガイドの改善案をお持ちの場合はぜひお知らせください。 Bugzilla http://bugzilla.redhat.com/bugzilla/ にて、 Product には Fedora Documentation. を選びレポートの提出をお願いいたします。
バグレポートを提出される場合は、 そのガイドの識別子となる release-notes を必ず明記して頂くようお願いします。
ドキュメントに関する改善のご意見についてはできるだけ具体的にお願いいたします。 エラーを発見された場合は、 セクション番号および該当部分の前後の文章も含めてご報告頂くと照合が容易になります。

1.5.2. フィードバックをするための他の方法

Bugzilla のプロセスに関する詳細は http://fedoraproject.org/wiki/Bugs_and_feature_requests でご覧頂けます。 しかし、 Bugzilla を使ったフィードバックはしたくないという場合は次のような方法があります。