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7.3. 組込み開発

Fedora 13 には各種のターゲットで組み込みアプリケーションの開発をサポートする各種パッケージが含まれます。 AVR および関連部分に対する幅広いサポートがある他、 Microchip PIC 用のサポートもあります。 また、 Z80、 8051 およびその他などの旧式であまり知られていないパーツでの開発をサポートするパッケージもあります。 このセクションでは Fedora 13 に対する大幅な変更点を説明しています。 詳細な説明については http://fedoraproject.org/wiki/Packages_For_Embedded_DevelopmentPackages for embedded development on the wiki を参照してください。

7.3.1. avrdude

avrdude は 5.8 から 5.10 に更新されています。 新しいリリースには追加パートの番号に対するサポートや追加プログラマの番号に対するサポートが含まれます。

7.3.2. piklab

piklab はバージョン 0.15.7 に更新されています。
主要な変更点には次が含まれます。
  • PICkit2V2 のサポートが削除されました。
  • ICD2 サポートが大幅に改善され、 dsPIC33 のデバイスに対するさポートが含まれます。
  • ツールチェーンおよびプログラマの選択がプロジェクトマネージャに移行されています。
詳細については http://piklab.sourceforge.net/changelog.php. で Piklab の変更ログを参照してください。

7.3.3. mcu8051ide

mcu8051ide はバージョン 1.3.3 にアップグレードされています。 バグ修正の他、 個糊リースには次の新機能が含まれます。
  • RS232/UART デバッガ、 実際のハードウェアアプリケーションでデバッグを行うことを目的としたツール
  • 記号一覧 (右パネルに追加)
  • アッセンブラが定数への登録名の割り当てに対応するようになります。 次のようにコードを記述することができます。
    ABC   EQU   R0
          MOV   ABC, #55h   ; <- This will be compiled as "MOV R0, #55h
    

7.3.4. gnusim8085

Fedora 13 には gnusim8085 バージョン 1.3.6 が含まれます。 この新リリースは国際化されて使い勝手が向上し新機能も含まれるようになります。 詳細については https://launchpad.net/gnusim8085/+announcement/5242 のお知らせを参照してください。

7.3.5. avr-binutils

avr-binutils は 2.20 に更新されています。 新しい機能の他バグ修正も含まれます。 詳細は http://sourceware.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/~checkout~/src/binutils/NEWS?rev=1.87&content-type=text/plain&cvsroot=src&only_with_tag=binutils-binutils-2_20. でプロジェクトのニュースファイルを参照してください。

7.3.6. avr-gcc

avr-gccavr-gcc-c++ と共に 4.5.0 に更新されています。 詳細については http://gcc.gnu.org/gcc-4.5/changes.html を参照してください。