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4.5. マルチメディア

4.5.1. Webcam のサポートが向上

Webam のサポートに関して多くのバグ修正や既存の Webcam ドライバへの改善点など Fedora 13 でも引き続き改善が行われています。 デュアルモードカメラのドライバの中にはメインラインカーネルにマージされたものがあります (Webcam として動作可能なカメラ)。

4.5.2. KDE PulseAudio 統合

KDE 4.4 の特長は Fedora のデフォルトサウンドソリューションである PulseAudio との統合を向上させています。 KDE ユーザーは Fedora 13 で次の新機能を利用することができるようになります。
  • PhononPulseAudio を検出し、 PulseAudio 実行中は PulseAudio 以外のデバイスを表示しなくなります。
  • PulseAudio には新たに module-device-manager が含まれるようになり、 Phonon による PulseAudio デバイスの管理が可能になります。
  • 上記を使用すると、 Phonon では PulseAudio からアクセス可能なデバイスにデバイスの優先度を設定することができるようになります。
  • KMix はアプリケーションごとの音量など PulseAudio の音量を表示するようになり、 デバイス間のアプリケーションを移動することが可能になります。
  • KMix 用の従来の ALSA バックエンドはまだ使用可能です。 PulseAudio が検出された場合でもこちらの使用を強制する場合は export KMIX_PULSEAUDIO_DISABLE=1 を使用します。

4.5.3. SIP Witch Domain Telephony

Fedora 13 には SIP Witch Domain Telephony が含まれ、 ローカルの SIP ベース電話システムの管理やサービスプロバイダまたは中央ディレクトリサービスを必要とすることなくインターネット経由でのリモートユーザーのコールなどを目的としたスケーラブルで安全な VoIP ソリューションがユーザーによって作成、 デプロイすることができるようになります。 TwinkleEmpathy などの SIP 互換のソフトフォンと SIP Witch を使うとユーザーはプロプリエタリィの VoIP ソリューションを完全にフリーなソフトウェアを使って安全でダイレクトなピアツーピアの通信に代えることができるようになります。