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6.7. Linux カーネル

このセクションでは、Fedora 13 の 2.6.33 ベースのカーネルに関連した変更点と重要事項を説明しています。
Fedora には改善、 バグ修正、 追加機能などのためカーネルへの追加パッチが含まれる場合があります。 このため、 Fedora カーネルは http://www.kernel.org. にある kernel.org Web サイトの vanilla カーネルと呼ばれるものとは全く同一とはならないかもしれません。
パッチの一覧を取得するにはソース RPM パッケージをダウンロードしてから次のコマンドを実行します。
rpm -qpl kernel-<version>.src.rpm

6.7.1. 変更ログ

パッケージに対する変更のログ記録を検索する場合は次のコマンドを実行します。
rpm -q --changelog kernel-<version>
この一覧はパッケージに適用されたアップストリームカーネルの変更の他、 アップストリームカーネルにはまだないバグ修正や機能強化など Fedora 固有の機能強化に関するエントリもあるので注意してください。 各アップストリームバージョンでの変更点の詳細要約は http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/ChangeLog-<version> にあります。 たとえば、 カーネル 2.6.33 の変更ログなら http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/ChangeLog-2.6.33 などです。
ユーザーフレンドリーな変更ログバージョンが必要な場合は http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。 簡潔なカーネルのフル diff は http://kernel.org/git をご覧ください。 Fedora バージョンのカーネルは Linux ツリーをベースとしています。
アップストリームの主要なカーネルリリースの新機能に関してユーザーフレンドリーなドキュメントを必要とする場合は http://wiki.kernelnewbies.org/LinuxChanges を参照してください。
カーネルに対する完全な変更履歴は http://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/torvalds/linux-2.6.git;a=summary でご覧頂けます。
Fedora バージョンに加えられたカスタマイズは http://cvs.fedoraproject.org. でご覧頂けます。

6.7.2. カーネル開発の準備

外部モジュールの構築に必要となるのは kernel-devel パッケージのみとなるため、 Fedora 13 には旧バージョンで提供されていた kernel-source パッケージは含まれなくなります。

6.7.3. バグの報告

Linux カーネルのバグ報告に関する詳細は http://kernel.org/pub/linux/docs/lkml/reporting-bugs.html を参照してください。 Fedora 固有のバグを報告する場合は、 http://bugzilla.redhat.com を使うこともできます。