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6.2. ツール
6.2.1. Boost
Fedora 12 には
Boost
1.39 が含まれています。 Fedora 13 では Boost 1.40 へのアップグレードがあり、 Boost の構築過程でのいくつかの変更点によりアップストリーム開発と Fedora とのより近い同期が可能になります。
Boost
のリリースノートは
http://www.boost.org/users/history/version_1_40_0
でご覧ください。
6.2.2. Systemtap の静的なプローブ
Systemtap
が拡張されユーザー領域の追跡、 特に Fedora の各種プログラムで有効にされる静的な (dtrace 互換) マーカーに対応するようになっています。 これによりユーザー、 開発者、 管理者はすべてシステムで何が起こっているのかの概要を高度なレベルで見ることができるようになり、 また特定のプログラムやサブシステムを掘り下げて観察することもできます。
Systemtap
にはチュートリアル、 言語参照マニュアル、 tapsets 参照、 サンプルディレクトリが同梱されています。
6.2.3. Python 3
Fedora に既存の Python 2 ランタイムと並列インストールが可能な Python 3 ランタイムが含まれるようになります。
多くのライブラリの Python 3 バージョンがさらに利用可能となる予定です。 現在の更新状況については
http://fedoraproject.org/wiki/Features/Python3F13
を参照してください。
6.2.4. Python デバッグがより簡単に
gdb
デバッガが拡張されたため Python 2 および Python 3 のランタイムの内部で詳細情報を報告させることができるようになります。 Python に関連するバックトレースは、 gdb の使用方法を熟知していなくてもプロセスが何を行っているのかに関して C および Python レベルの混合情報をデフォルトで表示するようになります。
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6. Fedora の変更点 - 開発者向け
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6.3. GCC コンパイラコレクション