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5.7. システムデーモン

5.7.1. mdadm

mdadm プログラムは Linux md デバイスを制御します (ソフトウェアで実装される 独立したディスクの冗長なアレイ、 または ソフトウェア RAID)。 アレイの作成、 組み立て、 報告、 監視が可能で、 必要に応じてアレイ間で予備ストレージを移動することもできます。
Fedora 13 の mdadm のバージョンはバージョン 3.0.2 からバージョン 3.1.1 にアップグレードされています。 もっとも重要な変更には次のような点があります。
  • コンテナ 内の メンバー がアクティブなうちはそのコンテナを停止することができなくなります。
  • homehost パラメータが AUTO 設定行に追加されています。 -all オプションと一緒に使用すると、 このパラメータにより mdadm はこのホストに属するアレイをすべて自動的に組み立て、 他のアレイは一切自動的には組み立てないようにします。
  • 以前は相互依存関係を持つアレイは特定の順序で mdadm.conf に記載しなければなりませんでした。 今後はこの順序が重要ではなくなります。

5.7.2. openssh-server

Openssh-server は SSH プロトコル用のオープンソースのサーバーデーモンです。
Fedora 13 の openssh-server のバージョンはバージョン 5.2p1 からバージョン 5.4p1 にアップグレードされています。 もっとも重要な変更点には次のようなものがあります。
  • SSH プロトコル 1 はデフォルトでは無効になります。
  • PKCS#11 トークンのサポートが追加されました。
  • 新しい最小の OpenSSH 証明書形式を使ったユーザーとホストの証明書認証のサポートが追加されました (X.509 ではない)。
  • クライアントの標準入出力をサーバーの単一ポートフォワードに接続する netcat mode が追加されました。
  • sshd および ssh へのキーを破棄できる機能が追加されました。
詳細は http://www.openssh.com/txt/release-5.4 を参照してください。